このメソッドとITシステムの融合で全ての研修に行動変容とエビデンスを。

コラム

やりっぱなし研修撲滅宣言! ~今日から始める行動定着型研修~

株式会社ネットマン 代表 永谷 研一

第4回 「いい講師いない?」って目的は何?

2014.05.27

仕事柄、人材育成担当者が集う会に行くことがあります。
そんなときに交わされている言葉で気になる会話があります。
それは

「ねえー。どこかに、いい講師いない?」

です。

停滞気味の組織のモチベーションを上げるために研修を企画しており、いい講師を探していると言うのです。

「あの~。盛り上げるのが目的ですか?
 だったら、演劇でもみんなで見に行けばいいのに。
 よっぽど、いい演者がいますよ。」

いい講師を探すといっている時点で、主役が誰か分からなくなっている証拠です。
どんな講師が必要かではなくて、どんなプログラムがを実施する必要があるかということです。
その上でどのような技術をもった講師が必要かという順番です。
さきに「いい講師」という会話があるはずがないのです。
似たような会話で

「最近、どんな研修が流行ですか?」

があります。

「ちょっと待て、研修をやることが目的ですか?」

最近、ロジカルシンキングが流行っているからって”論理思考”の研修をやろうというのはおかしいです。
あくまで、

目標を達成するには、今、現場にどんな課題があり、
それを解決するためにどんな行動変容が必要で
そのためにはどんな研修プログラムが必要なのか。

という順番で考えなくてはいけません。
先に、流行の研修ありきではないのです。

いい講師いない?流行の研修は何?

という会話は、

「研修を行うことが目的になってしまっている」

ことを物語っているのです。

さあ!
 『人材育成担当者よ。研修の真の目的を考えよう!』

-------------------------------------------------------
永谷研一 著
『人材育成担当者のための 絶対に行動定着させる技術』(ProFuture)
  • サービス
    コンサルティング・PDCFAサイクル・ActionT.C.

    詳しくはこちら
  • 選ばれる理由
    6つの理由・エビデンス・導入実績

    詳しくはこちら
  • セミナー情報
    基礎・応用・実践・インストラクター養成講座

    詳しくはこちら