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コラム

やりっぱなし研修撲滅宣言! ~今日から始める行動定着型研修~

株式会社ネットマン 代表 永谷 研一

第13回 自分のことを話すぎる講師

2014.09.16

講師の中で困った人の中に
「自分のことを話すぎる」人がいます。

自己紹介と題して自分のことを10分間以上
話す人がいるのです。

もちろん講師の経歴や人柄を知ることによって
参加者との親近感が増し、そのあとの研修が
やりやすくなるという面があります。

ただ研修講師は漫談師ではないのです。
いつまでも講師自身の話を聞かされるのはキツいものです。

講演会ではないのですから、研修講師は、
「学習目標」を達成させるファシリテーターでなくてはいけません。

あくまでも研修の主役は

 「学習者(研修参加者)」 

なのです。

自分のことを話しすぎる講師に限って
「振り返りなどワークの時間が短い」
傾向があります。

時間がなくなり学びの時間を削るのです。
それでは本末転倒です。

学習理論のガニエの9事象はご存知でしょうか。
「教授設計理論の父」ロバート・M・ガニエ教授が
提唱した学習を支援するための9つの働きかけです。

その中に「6)練習の機会を作る」があります。

まさにワーク時間とその振り返りという学習者自身が
学ぶ時間が必要なのです。


さあ!
『人材育成担当者よ。話し好きの講師に注意しよう』

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永谷研一 著
『人材育成担当者のための 絶対に行動定着させる技術』(ProFuture)
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